先日、佐々木和之さんと奥本京子さんのオンライン対談が行われました。アフリカとアジアで、それぞれに平和を研究し、平和構築の働きを担って来られたお二人が語る平和のイメージは、私に新しい視点を与えてくれました。奥本さんが考えておられる平和は、「ダイナミックな平和」です。「平和がきたらいいね」と言うときにイメージするユートピア的な世界を「平和」としてイメージするのではなく、平和を作り出していくプロセスそのものを「平和」として考える、というのです。そこでは人間同士の生々しいやり取りがなされ、いくつものプロセスを経へ変化が起こります。そのプロセスの一つ一つが平和そのものなのだ、という視点は、とても新鮮でした。…