Hans BraxmeierによるPixabayからの画像
5日(土)に、めぐみ幼稚園のクリスマス・ページェントが行われました。新型コロナウイルス感染防止のために、今年も3部に分けて入場者数を制限しながら行いました。3部に分けたことで練習が大変なこともありましたが、子どもたちは何度も練習を重ねてセリフや歌を覚えてきました。舞台上では子どもたちの個性が出ます。全く動じない子もいれば、緊張している子もいますし、年少の子の中には泣き出す子もいます。格好よく見せる子もいれば、終始ニコニコしている子もいます。台本はどれも同じですが、出演する子どもたちが違うことで、3部にそれぞれの持ち味を出しながらイエス様誕生の物語を伝えてくれました。
ページェントの中で、羊飼いの前に現れたガブリエルは次のように歌います。
「怖がらなくてもいいよ みんなのためにイェスさまが お生まれになりました
はやく行きなさい ベツレヘムの馬小屋に
急いで行きなさい ベツレヘムの馬小屋に」
イエス様の誕生を告げる天使たちは、繰り返し「恐れることはない」「恐れるな」と語っています。ザカリアにも、マリアにも、ヨセフにも、そして羊飼いたちにも。それは、突然現れた天使たちに対して恐れることはない、ということでもあります。それと共に、自分の身に起ころうとしていること、この世に神様が起こそうとしていることに対しても、恐れることはないと言われているように私には聞こえました。
ページェントの最後には全員が舞台に上がって、大声で「もろびとこぞりて」を歌います。みんなで集まって、平和の主である御子イエス様をお迎えしよう、という歌詞です。その御子は様々なことを恐れながら生きていた人々がずっと待ち望んでいた救い主であり、神様がこの世を愛し、私たちをも愛されたゆえに与えてくださった神の子です。ページェントの舞台上にみんなが上がったように、イエス様の誕生は全ての人に開かれています。そこに招かれるために特別な条件はありません。この世の闇を照らす光となってくださるイエス様の誕生はこの世で恐れを抱いている全ての人に向けられた神様からのプレゼントです。
牧師:杉山望
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