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徳島とのオンライン合同礼拝

 

本日の礼拝は徳島キリスト教会とのオンラインでの合同礼拝です。金沢教会では昨年度に、マレーシアのDUMCや北海道の札幌バプテスト教会とつなぎ、オンラインでのメッセージをしていただいたことがありました。今回は司会・奏楽の奉仕を含めてプログラム進行は徳島教会、メッセージは金沢から、というスタイルで、二つの教会が一緒に礼拝をささげます。他の教会から説教者を招いたり、何かの集会で一緒に礼拝をしたりすることはコロナ前にもありましたが、日曜日の礼拝を「合同」で献げることは、もしかしたら初めてのことかもしれません。

 

徳島教会は1956年に伝道を開始し、1960年に会堂を建築しました。2016年から会堂建築が始まり、2017年7月から新しい会堂で礼拝が献げられています。1986年からの6年間、父・修一が徳島教会の牧師であったため、私も小学校1年生になるまで徳島で育ちました。現在は姉のいずみ牧師が徳島教会で牧会をしています。いずみ牧師は神学生の時に研修で金沢教会にお世話になったこともありました。

 

日本バプテスト連盟は、全国に289の教会があり、中部地方連合には13の教会があります。色々な集会や大会、総会に出かけて行くと、他の教会の人たちと出会うことができますが、そのような機会は感染症対策のためにほとんどできなくなりました。その代わりにオンラインでの集会や総会が行われています。それは、一つの場所に集まって顔を合わせ、時間を共有するような濃い交わりの代わりにはならないかもしれませんが、より多くの人が他の教会の人たちと出会う機会を作り出す可能性も秘めています。

 

教会としても、連合や連盟としても、このような取り組みは始まったばかりで、より良い方法を模索している段階です。オンライン中心になることで繋がりが薄れてしまうことへの懸念もありますが、与えられた条件の中で、どのように励まし合い、祈り合い、助け合っていくことができるか、考えていきたいのです。金沢教会も徳島教会も、一県に唯一のバプテスト教会ですが、私たちは多くの教会との繋がりと協力の中に立てられているのです。

 

牧師:杉山望