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Iさんを偲んで

S. Hermann & F. RichterによるPixabayからの画像

先週、Iさんが主の御許に召されました。私は直接お会いしたことはありませんが、約2年間、金沢教会におられ、奏楽の奉仕もしておられたとお聞きしています。金沢におられたころは体調も良く、スイーツ店でのアルバイトもしておられたようですが、最近は地元である松山に戻って闘病生活を送っておられました。昨日、松山教会で家族葬が行われました。Iさんの転入会の証しが残っておりましたので、その言葉を改めてお聞きしながら、その死別に際して、痛みと悲しみを抱いておられる全ての方々に、主の慰めを祈ります。

 

~Iさんの証し~

私はクリスチャンホームに生まれて小学校3年生の時に松山バブテスト教会でバブテスマを受けました。幼いころは素直に「イエス様は救い主」と信じていましたが、だんだん大人になるにつれて気持ちは変わってゆき消極的に信仰生活を送る時期が長く続きました。それでも進学、就職ともに親元であったため両親の監視と配慮のもとに何とか信仰を持ち続けることができました。

 

2009年に結婚し家族の転勤で神奈川県に転居しました。神奈川では相模中央キリスト教会へ通うようになりました。環境と教会が変わりましたが消極的な気持ちのままでした。

 

2011年の冬に健康診断で私の体にガンが見つかり実家に戻り入院、手術、治療が1年半続きました。病気が分ったばかりのころは祈ることもできない日々が続きました。そして生まれて初めて教会に行きたくても行くこともできない、奉仕をしたくてもできない状態になりました。しかし多くの方のお祈りや証、牧師先生のメッセージに支えられました。闘病生活を送るうちに今まで主の愛、恵にどれだけ満たされ、守られていたかということがやっと分かりました。そして心からクリスチャンであることに感謝することができました。

 

2016年の夏に経過観察が終り、体力も回復してきました。これからの信仰生活について改めて考えているタイミングで金沢に転居することとなりました。金沢には2018年の11月頃までいられる予定です。金沢で私に主が望まれていることはまだ分からないのですが、金沢キリスト教会のみなさんに教えていただき、相談しながら主にお委ねし信頼して精一杯の信仰生活をご緒させていただきたいと思っています。