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新たな協力伝道に向かって

Sasin TipchaiによるPixabayからの画像

本日から2/7(日)までの期間を、日本バプテスト連盟では「協力伝道週間」としています。それは全国にある318の教会・伝道所によってなされている「協力伝道」の働きを覚えて祈る時です。金沢教会ではミッションステートメントの一つとして、協力伝道への決意を次のように表明しています。

 

私たちは日本バプテスト連盟諸教会とともに、自立と協力、連帯と交わりを喜び、協力伝道に 励みます。また、受けた恵みへの感謝の応答として喜んで協力伝道献金を献げます。

 

今、連盟は機構改革に取り組んでおり、協力伝道の在り方も大きく変わろうとしています。協力伝道献金の減少しており、資金・基金も枯渇するために、これまでのような各教会への様々な支援や全国規模での活動は継続することが難しくなっていきます。総会や大会のために長年用いられてきた天城山荘も、経営状態が悪化していたところにコロナ危機による宿泊キャンセルが相次ぎ、今年3月末をもって事業を停止することが決定されました。「協力伝道」という言葉で行われてきたことの内実が、ある意味で縮小し、大きく変化していくことは確実です。

 

では、もう連盟には期待できないのか、というと、私はそうは思っていません。むしろ今までが「特別」だったのであって、これからが私たち(連盟に連なる諸教会とそのメンバー)によってなされる協力伝道の本来の姿です。幸いにも、これまでの経験の積み重ねがあり、全国には多くの教会・人材がいます。コロナ危機によって、金沢教会も、他の教会も、オンラインでの礼拝や会議に慣らされてきましたが、そのような方法での新たな繋がりや協力の可能性を生かしていくこともあるかもしれません。

 

機構改革方針の理念の一部をご紹介します。「共に―――これが今改革の主眼点の一つです。そこには上も下もなく、また地方も中央もなく、一つ一つの存在が尊重される平たい関係性の中で、等しくその関わりに参与していくイメージを持ちます。これはバプテストの教会形成の中でとても大切にされていることです。」(日本バプテスト連盟第66回定期総会・協議資料より)

 

これからは今まで以上に私たち(金沢教会)が主体となって行っていく協力伝道が重要となります。北陸3教会や中部地方連合での協力や交わりをさらに深めていきましょう。地域も越えた協働も生まれるかもしれません。主が助けてくださるなら、そこにはなお希望があります。